「自分が欲しいから作った」
これは健康食品受託製造の仕事をしていて、何度も耳にした言葉です。
「市販品では物足りないから、自分で作ってみたかった」
「自分と同じような悩みを持つ人は、きっと他にもいるはず」
確かに、この想いから始まる商品開発には、熱量があります。想いがあるから行動に移せた。
これはすばらしいことです。
でも、厳しいことを言うようですが──。
実際のところ、「自分が欲しいから作った商品」がそのまま売れるケースは、ほんのわずかです。
あえて言いましょう。「まず、失敗する」と。
売れている場合も、実はマーケティング戦略で言っていたり、売れてから「自分が欲しいから作った」と言っている場合もあるかもしれません。(怖いから、あえてぼかします。)
成功する商品には、“相手目線”がある
事実を告白します。
「販売者が自分も欲しいからと言って作って、売れたことってほとんど無いんです。」
これは、23年以上にわたって健康食品の商品開発に関わってきた経験則です。
なぜ、「自分が欲しい」では売れないのでしょうか?
──それは、「市場」と「他人(顧客)のニーズ」が見えていないからです。
商品というのは、自分が欲しいかどうかよりも、他人(顧客)が欲しがるかどうかで決まります。
例えるなら、『自分が欲しいから作る商品』は配偶者や恋人を選ぶことに似ています。他人がどう言おうと愛する相手は、あなたにとってナンバーワンでしょう。
顧客に売る商品は、自分が愛する相手ではなく商品なのです。人で例えるなら、アイドルをプロデュースするようなものです。この場合は、あなたが結婚したい相手ではなく、多くの人に魅力的だと感じてもらえる人を選ばなければなりませんよね。
「自分が欲しい」は、出発点にはなり得ます。でも、商品化するならば、そこに“相手(顧客)目線”を加える必要があるのです。
じゃあ、どうすればいいの?
たとえば──
- 「40代女性の疲れやすさに共感している人って、実はどんな情報を見ている?」
- 「プロテインを飲んでいる人が、あと一歩足りないと感じているのは何?」
- 「腸活したいけど、継続が面倒だと思っている人に、何を提案できる?」
こういう問いを立てると、自分視点から他人視点へと軸足が変わってきます。
もっと言えば、ターゲット層に「あなたは、何を求めいますか?」と聞きまくればいいのです。
そして、その相手の悩みや「もっとこうなったらいいのに」に、自分の経験や想いを重ねてみるのです。
ここまでくれば、「自分が欲しいから」だけではない、“売れる可能性”のある商品構想が見えてきます。
経験は活かす。ただし、独りよがりにならないように。
もちろん、あなたの経験や体験は、立派な「価値ある原点」です。
「子育て中の自分がこういうサプリに救われた」
「自分の不調がこれで楽になった」
──そういった実感は、商品に“説得力”や“物語”を与えてくれます。
ただし注意したいのは、それが“独りよがり”になっていないか?という点です。
誰かに届けるための商品である以上、「その価値が他の人にも届くのか?」という視点は欠かせません。
売れない原因は、共感のズレにある
「こんなに良いものなのに、なぜ売れないんだろう?」
そう感じる方の多くは、自分の感覚と市場のニーズに“ズレ”があります。
逆に言えば、このズレに気づけた人が、売れる商品を作っているのです。
──「ああ、自分は良いと思ってたけど、相手にとってはちょっと使いにくかったのかも」
──「この表現、専門用語すぎて伝わらなかったかもしれない」
そんな気づきが、“ヒット商品”への大きな一歩になります。
最後に:あなたの商品が、誰かの明日を変えるかもしれない
「自分が欲しいから作った」
それは、とても素直で正直な出発点です。
だからこそ、その想いをもう一歩だけ広げてみてください。
──「これ、誰にとって、どんな価値があるだろう?」
その問いかけを忘れなければ、あなたの商品はきっと、誰かの毎日をちょっと楽にする存在になれるはずです。
そして、私たちはそういった“想いのある商品開発”を、いつでも全力でサポートしています。
あなたの「はじめの一歩」、お待ちしています。
よろしければ、健康食品OEM株式会社にお気軽にお問合せをください。

